東京外環道工事で陥没事故が起きた地域で行われる地盤補修工事について、現地事務所の説明を受けました。2月9日、国会で説明を求めたところ国交省本省やNEXCO本社からまともが説明が得られなかったため、現地で聞くことにしたものです。

陥没事故などで緩んだ地盤を補修する工事が行われている近くの入間川で気泡が発生。地盤への影響など周辺住民に不安が広がるなか、「有識者の確認を受けた」として工事を再開しました。

HPで公表された情報には、「有識者」とは誰か、「有識者」にはいかなる情報を提供しいかなる意見を受けたのか、なんら記載はなく、NEXCOの言いっ放しです。

今日改めて問うと、「有識者」の名前は明らかにしましたが、意見交換の内容を記録した議事録やメモはないといいます。NEXCOがまともに意見を求めていないか、「有識者」がまともに確認していないか、いずれにしても工事再開で可とする根拠がわかりません。

少なくともトンネル検討委員会など議事概要や資料を公開する場で審議し説明すべきです。

陥没事故の前にも、地表面での異常が多々指摘されていました。国交省とNEXCOはそれらを無視し、工事を強行。陥没と複数の空洞を生じ、住民に立退を余儀なくさせるに至りました。その反省に立つなら、より慎重に、そしてなにより住民の納得を踏まえて進めるべきです。

参加した方から、「この地盤補修は住民のために行うべきだ。トンネル工事を可能にするための地盤補修であってはならない」と指摘がありました。その通りだと思います。

吉良よし子さん、東京22区予定候補の平野よしたかさんとご一緒しました。