公害・地球環境問題懇談会(公害地球懇)主催の環境公害セミナーに参加。講師は大学時代からよく知る友人。再生可能エネルギーで拓く未来と抑える被害と題した講演。
私は講義の終わりの方しか聴けなかったのですが、再生可能エネルギーへの転換を阻む日本の異常さを鋭く突く内容。原発再稼働に固執し、一方で石炭火力を売り込もうとする安倍政権が、世界のなかでいかに遅れているか。
しかし、例えば再生可能エネルギー100%の自治体が増えているドイツでも、エネルギー転換が経済界によって積極的に進められたわけではないとの指摘も。1980年代、市民が風力発電を始めたのに対し、電力業界は再エネ促進に反対。それを市民の力で跳ね返し2000年に電力の固定価格買取制度をつくらせるに至ったそうです。その国民的経験が電力業界を含めて社会を動かしたという報告が印象的でした。
協賛団体である青年法律家協会の一員として、私も発言させていただきました。福島原発事故の被害賠償にかかわり、先日も川俣町や南相馬市を訪れ実情をうかがってきたことをもとに、被害切捨てを許さない政治をと。
久しぶりにお会いする方も何人かいらして、楽しく過ごしました。