2日、カジノ解禁法案を衆院内閣委が可決。
議員立法でありながら、委員会で採決の合意すらなくわずか6時間の審議で強行採決。にわかには信じがたい対応です。
TPPや年金カット法案を通すために延長した国会で、どさくさにまぎれてさらに悪法を通そうとは、火事場泥棒か。報道もされていますが、与党内ですら意見がまとまらず、公明党は3人の委員のうち賛成したのは一人だけ。連立与党よ、それでいいのか。
刑法犯罪である賭博の合法化であり法秩序を大きく揺るがすものです。ギャンブル依存症の疑いがある人が国内に536万人という厚労省調査もあるなか、ほとんど審議もしようとしない姿勢。
委員会で池内さおり議員が指摘した、暴力団関係者の関与やマネーロンダリング、治安の悪化やギャンブル依存症の多発といったリスクについて、提案者の議員は否定できず。池内さんの反対討論を院内の中継で見ましたが、怒りを込めつつ冷静で力強いものでした。
参院で、徹底審議を。そして廃案に!