22日のこと。北海道庁との懇談中、帰りの飛行機が欠航になったとの連絡。時刻は16時。予想された事態ではあったものの、その後の展開は想像を超えました。
翌日も雪の予報で千歳から飛ぶ保障はなく、こうなると鉄道で帰るか。できれば本州まで行きたい。
新青森まで行く最終の北海道新幹線に接続する特急北斗は札幌18時10分発。駅へ行くと満席!手分けして自由席を確保できたのは本当に助かりました。
安心したのもつかの間、南千歳駅では新千歳空港で飛行機に乗れないとわかった人たちの大勢の列。指定券を持っているのに乗れない人がいるとかで、大混乱。30分以上も停まったままに。駅員が少ないのか、交通整理もされない様子でした。
その後も停車駅のたびに遅れは拡大。ついに車内放送で新幹線に接続しないとの案内。ざわつく車内。函館駅で列車を簡易宿泊施設として開放すると放送が入り、津軽海峡を越えられないことが確定。
そこから青森のホテルをキャンセルし、函館のホテルを探し、ようやく函館に着いたと思ったら冷たい雨のなかタクシー待ちの列…
翌朝も函館は暴風雨。夜明け前で暗いなか、駅には切符の変更を求める人の列。新函館北斗から乗った新幹線は新青森より先は満席とのことで、少し後の列車に乗り換え。ようやく東京にたどり着けるかと思ったら、福島駅の手前で停止。信号故障…結局、東京駅には50分遅れの12時半に到着でした。
札幌と東京を列車で移動するのは久しぶりですが、仕事ではもちろん初めて。こんなに遠く感じたのも初めてのこと。廃止された「はまなす」や「北斗星」があれば、横になって移動できて楽だったのですが。
帰ってからも飛行機と鉄道は混乱が続いたようで、冬の北海道の厳しさを突きつけられました。
写真は函館駅。