今日はメーデー。今年は代々木公園の中央メーデーに参加、会場に向かうみなさんに向けて、都議と予定候補のみなさんらと連帯のご挨拶をさせていただきました。
1886年、起源となったシカゴのメーデーで訴えられたのが、8時間労働制。工場労働の8時間制を国際標準としたのは1919年のILO1号条約。日本では1947年施行の労働基準法でようやく原則として書き込まれたもの。人間らしく働くルールは、資本主義の発展とともに必然的に要求として顕在化し、たたかい勝ち取られてきた。
いま、その8時間労働の基本的なあり方が、崩されようとしている。過労死ラインの「上限規制」は、毎日11時間の労働を合法化するに等しい。裁量労働という名で残業代ゼロを可能にすることは、労働時間の規制そのものを撤廃するに等しい。
死ぬまで働けという財界の要求は、130年かけて培われてきた、働く者の尊厳のためのルールを壊すものでもある。一方で働く者の実態は、8時間働けばふつうにくらせる社会を求めている。正面からぶつかるたたかいに、私も心して臨みたい。