山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2017年8月26日

核兵器禁止条約の意義

江東区で「青年平和のつどい」にうかがいました。7月に採択された、核兵器禁止条約の意義を共有する場となりました。

原水爆禁止世界大会で長崎に行かれた赤羽目区議が報告。なんと徹夜で(!)動画をつくり準備されたとのこと。禁止条約を受け、例年にない盛り上がりと聞きます。

私からは、条約の内容を紹介するとともに、その意義と今後の展望についてお話しました。核兵器の開発、実験、使用はもちろん、他国から持ち込ませることも、「使用の威嚇」も禁止する条約。核抑止論を否定する条約からは、核兵器をいかなる意味でも許さない、強い決意を感じます。
質問が出され、「核兵器をもっているかわからない米軍の船が入ってくる場合はどうなるのか」と。締約国は、自国が核兵器を持つことを禁止されるだけでなく、他国から受領したり配備することも禁止されます。したがって締約国としては、入港する船が核兵器を積んでいないことを確保する必要がある。もし相手が核兵器の有無を明らかにしないなら、入港させないことになるのではないか。日本でも「非核神戸方式」と呼ばれ実施しているところも見られます。こうした方式が締約国に広がれば、核保有国も世界展開が難しくなり核抑止論も限界が生じるのではないかーーそんな議論になりました。

核兵器を持つ国にも門戸を開いた条約は、大きな可能性をもっています。核兵器が抑止力だと捉え、それがなければ平和は保てないと考える核保有国と核の傘の下にある国々は、力による平和を望まない国際社会の意思と、きちんと向き合うべきだ。そう迫る力をもつ条約です。

江東のみなさん、お世話になりました。

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