タクシー運転手の労働組合、グリーンキャブ労組の結成60周年記念のつどいに出席。ご挨拶もさせていただきました。
タクシー業界の規制緩和が次々と強行されるなかで、断固たたかう組合として組織力も強くしてこられた。つどいの前半は、現委員長の高城政利さんのあいさつに始まり、自交総連東京地連の川崎書記長、組合OB会の菅頭会長、グリーンキャブの高野社長が来賓あいさつ。合計1時間にわたって、あいさつというより講演をうかがい、その歴史を学ぶ機会になりました。
いま、タクシー業界にはさらなる規制緩和が押し寄せようとしています。ライドシェア=白タクの解禁が狙われている。
いわゆるシェアリングエコノミーは、プロの仕事を素人に開放する。これまで二種免許がなくタクシー事業者の許可を得ていなくても、普通のドライバーがお金をとって客を乗せる、白タクの合法化にほかなりません。国交省は現在のところ慎重な姿勢ですが、規制改革会議だとか国家戦略特区だとか、上から言われれば覚束ない様子です。
ライドシェアにすれば運賃は下がる時もあるかも知れません。しかし、下がった分はどこかにしわ寄せが行きます。ドライバーの手取りだったり、自動車の整備費だったり。そして労せずして利益を上げる仲介事業者という存在が新たに介在することになる。その利益のために、乗客や道路交通の安全を犠牲に差し出してよいのかが、問われています。
規制の意味を省みない、無茶な規制破壊を許さないために、利用者の立場からも声を上げていく必要があると思います。
大山とも子都議、阿部早苗区議、中野顕新宿地区委員長ともご一緒でした(お名前の紹介がたどたどしくて失礼しました…)