安倍政権の「働き方改革」を斬る、緊急院内学習集会に出席。民進党、社民党のみなさんとも同席しました。主催は日本労働弁護団。
連合、全労協、全労連とそれぞれ参加され報告や発言も。過労死家族の会の方の発言には、会場がしんとなりました。
臨時国会で成立がねらわれる「働き方改革」関連法。すでに提出されている残業代ゼロ法があまりに不評のため、残業時間の上限規制を加えて一本化。しかしその上限規制は過労死ラインの合法化でしかなく、1か月100時間を容認するのかと、やはり評判が悪い。そこで、同一労働同一賃金をうたう格差是正の法案も一緒にし、一括審議でまとめて通そうという魂胆です。ところが格差是正も、むしろ格差を固定する内容で本気度がない。
悪法の毒をオブラートで包む、毒まんじゅうのつもりなのでしょうが、皮にも毒が盛られています。手を出してはいけないまんじゅうです。
安倍政権のいう「働き方改革」は、決して働く者のための「改革」ではない。あくまで経済成長の手段であり、労働力確保と生産性向上のためだと言っています。「多様な働き方を可能にする」という謳い文句も、企業の利益のタメになる、多様な働かせ方のメニューを提供することにほかならない。過労死をなくす、人間らしいくらしを保障する、基本的な視点が欠落しているのは、政治の姿勢の問題です。
過労死促進、名ばかり「働き方改革」を葬るために、がんばりたい。