山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2016年4月4日

東京都の治水事務所水門管理センターへ

東京都の治水事務所水門管理センターを訪れました。23区東部には、海抜ゼロ地域が広がっています。荒川水面(A.P=Arakawa Peilというそうです)を基準に、マイナスとなる場所も。特に荒川と隅田川に囲まれたデルタ地帯は、高潮や大雨による浸水被害を防ぐために様々な対策がとられているとのこと。

興味深いのは、水門や樋門、内部の水を河川に放出するための排水機場、船を通すための閘門(こうもん、パナマ運河方式で水面高さを上下させる)。これらを東京都や国土交通省が管理しています。

治水事務所のモニタに映し出される水門は遠隔操作。海水の上昇などを24時間体制で監視し、東日本大震災でも津波が来る前に全ての水門を閉じたそうです。閉める様子のデモンストレーションを見せてくださいました。
浸水が想定される地域に300万人が住むという東京で、大事な仕事を担っています。

ところでこの治水事務所の職員、約半数が民間委託。各水門に常駐する方も委託業者で働く人だそうです。案内してくださったのは都の技術職の方でしたが、その後継者は果たして…都民の命に直結する現場の仕事は、行政が直接責任を持つべきではないか。

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