NHK日曜討論に初めて出演しました。

テーマは「防衛費・『反撃能力』安全保障政策を問う」

自民、公明、維新、国民、さらに立憲の出席者も含めて軍事力強化の大合唱。

敵基地攻撃能力を言い換えた「反撃能力」だけでなく、「継戦能力」まで必要だといい、戦争を前提とする議論が続きました。

しかし、軍事に軍事で対抗すれば緊張関係は高まり、エスカレートします。ひとたび戦争が始まれば犠牲が生じ、命が奪われることになります。だからこそ絶対に戦争を起こさせないことが政治の役割です。

ところが今日の議論は、テーマの設定からして軍拡ありき。戦争をさせないためにどうするのかが出てきません。

「軍事力がなければ外交はできない」と自民党・小野寺元防衛大臣は述べましたが、まともな外交努力なく軍事一辺倒に傾くことこそ危険です。

いま求められているのは、憲法9条を徹底的にいかした平和外交の努力です。