2022年11月27日
NHK日曜討論に出席
NHK日曜討論に出席。「反撃能力」=敵基地攻撃能力や軍事費増額などがテーマで、先日政府の有識者会議が報告書をまとめたことを受けて、急遽設定されました。
台湾問題を絶対に戦争にさせないために、外交戦略をもつことが不可欠です。
日本共産党は、ASEANに学び、どこかの国を排除するのではなく、地域のすべての国を包摂するインクルーシブな平和の枠組みを提案してきました。先日のASEAN首脳会議でも「主流」と確認された方向であり、アジア政党国際会議(ICAPP)でも「ブロック政治の回避」「紛争解決の唯一の道としての対話と交渉」が強調されています。
自公はこの会議に出席していません。「外交は大事」と言っても、具体的に出てくるのは日米、日米韓、あるいはクアッド(日米豪印)などブロック政治を持ち込むものばかり。
「外交のためにも力が必要」といいますが、どんな外交かを語らない。
そして今週出された政府の有識者会議報告書にも、外交戦略には全く言及していません。
ここが最大の問題です。
憲法違反の「反撃能力」=敵基地攻撃能力の保有について、自公も立維国も当然のように必要とする立場。しかも集団的自衛権の行使とセットで使われる危険を、公明党も否定しませんでした。日本を守るためどころか、アメリカの戦争に参加し日本に戦火を招くことになります。
そのための大軍拡で財源は「国民全体で負担を」ーーこんな道を進ませるわけには絶対にいかない。