2022年12月1日
参院予算委で田村智子さんが質問
参議院予算委員会で田村智子さんが質問。片道24分、圧倒的な論戦でした。
アベノミクスの10年で実質賃金が下がったのはなぜなのか。さらにさかのぼり、30年来賃金が上がらない国になったのはなぜなのか。事実を示して問うても、岸田首相は正面から答えようとしません。「女性や高齢者が増え、非正規が相対的に増えた」ーーこれでは、女性は働けば非正規が当たり前と言っているようなもの。なぜ非正規が増えたのかと聞かれても、「働く人のニーズもある」と逃げ回る。野党席から、「答えてない!」という声が上がりました。
派遣労働の解禁と拡大、公務を含めて非正規が当たり前の職場を増やしてきた、政策的に増やしてきたという事実に対する認識も反省も示しません。これでは、「構造的賃上げ」は期待できません。
かつて、「ミサイル防衛で軍縮につながる」と述べた防衛庁長官がいました。ところが現実には、さらなるミサイル開発を促し緊張関係が高まる事態となっています。さらに日本が軍拡に進めば、安全保障のジレンマに陥る、軍縮の戦略が必要ーー田村さんがこう指摘すると、「本気で言っているのか」「お花畑」「幸せな人たちだ」など自民党席からいくつもヤジが飛びました。
まともな外交戦略もなく、敵基地攻撃能力の保有をはじめ、大軍拡で相手を脅せば平和になると考えることこそ、危険で非現実的です。
今日は田村さんの隣でパネル出しを担当しました。
明日は集中審議で質問に立ちます。