新宿御苑の調査へ。環境省が、福島第一原発事故による放射性物質を含む汚染土を「再利用」する実証実験を行うといい、所沢市の環境調査研修所、筑波市の国立環境研究所とともに新宿御苑を計画しています。衆院議員の笠井亮さん、参院議員の吉良よし子さん、都議の大山とも子さん、新宿、渋谷の区議団と地域のみなさんとご一緒しました。

長さ10m、幅3m、深さ1mの穴を掘り、遮水シートを敷いたうえで汚染土を50cm、その上に覆土を50cm被せ、染みこんだ水は貯水槽にため、検査後に下水道に流すといいます。

福島県内の中間貯蔵施設から運んでくるといい、国が定めた基準（1kgあたり8000Bq）を下回るかどうかどう確認するか、水の汚染状況はどう調査するか、そもそもいつ開始するか、説明を聞いても大事な点ははっきりしません。

さらに問題なのは、21日に開かれた住民説明会が周辺のごく限られた地域にしか知らされず、人数も限定されていたこと。隣接する渋谷区も含めて多くの市民から不安の声が上げられています。少なくとも説明会は再度行うべきであり、住民の懸念を拭えない下で無理に進めるべきではありません。