参議院本会議で小池晃さんが質問。大軍拡、外交、賃上げ、消費税、酪農、子育て教育、ジェンダー、原発、学術会議と多岐に渡り、しかも圧倒的な迫力で議場もわき立ちました。

大軍拡をめぐる岸田首相の答弁は相変わらず答えになっていない。

集団的自衛権の行使で敵基地攻撃能力を使うことになれば、日本が攻撃されていないのに米軍と一体に相手に攻め入り、反撃を受け戦争に巻き込まれます。相手にとって事実上の先制攻撃であり許されない海外での武力行使ではないかーー岸田首相は「反撃能力は国民の命を守る必要最小限のもの」「憲法、国際法の範囲内で」と繰り返すばかり。

酪農についての質問には議場が静まり、そして大きな拍手も。

政府は米や乳製品の輸入を続ける一方で、農家には米の減反を押しつけ、牛を殺すことに補助金を出しています。行政が数字をいじれば現場は従うかのように扱われる。その理不尽さに対する生産者の怒りと憤りを、政府はいったいどこまで認識しているのかーー冷たい政治に、酪農の灯を消させてはならない。

来週から、衆議院予算委員会での論戦が始まります。

30日と31日の2日で一巡の総理出席、テレビ入りの基本的質疑。ただし、野党がより多くの質疑時間を求めたのに対して与党が譲らず、結局委員長の職権で委員会をセット。岸田首相は「丁寧に説明」と述べていましたが、早速それと真逆の姿勢があらわに。