2023年2月26日
米軍横須賀基地の排水から高濃度のPFASが検出
米軍横須賀基地の排水から高濃度のPFAS(有機フッ素化合物)が検出された問題で、現地でとりくむみなさんからお話しをうかがいました。
昨年6月に最初に米側から報じられて以降、検査のたびに値が大きくなり、最大で日本の暫定基準値の258倍。基地の排水は生活排水と産業排水とがあり、いずれも海水に放出されています。12月には日米地位協定の環境補足協定に基づき国と市の「立入り」(立入り調査、ではなく、単なる「立入り」とされます)が行われましたが、肝心の排水施設では調査が認められず、希釈された後の海水での調査のみ。その結果も、日米合同委員会での合意を経なければ公表されないといいます。同じ神奈川県内の厚木基地では県が求めた場所での調査が認められましたが、こちらも結果の公表はまだとのこと。
横須賀では、基地からの排出であることははっきりしていますが、原因はまだわからないといい、しかし排水は続けられています。
日米地位協定の下で、十分な調査すら行われず、約束したことも反故にされるような事態が続き、自治体も困惑している様子が見受けられます。共有した問題点は、県議会、市議会とともに、国会でも追及していきたい。
前衆院議員の畑野君枝さん、県会議員の井坂しんやさん、横須賀市議の大村洋子さんとご一緒しました。