2023年8月3日
オスプレイ墜落事故について米軍が報告書を公表
昨年6月、カリフォルニア州でのオスプレイ墜落事故について米軍が報告書を公表。防衛省から説明を受けました。
2つのエンジンでハードクラッチエンゲージメントという不具合が生じ、さらにトラブルが重なったとの説明。米軍は800時間以上使ったクラッチの部品を交換した、安全確保手順は確立されている、などといいますが、どれも決定的とは言えません。自衛隊に至っては、米軍報告書の「細部を確認中」といい、運用を停止。防衛省が安全性の「細部」を確認できていないのに、なぜ米軍のオスプレイは飛行を認めるのか。
米軍からは「安全性に問題はないと聞いている」といいます。
しかし、米軍がいうことは信用できるのか。この間、琉球新報の取材に米軍は「日本国内でもハードクラッチエンゲージメントが1件あったと確認している」と回答、直後に改め、「疑いのある事例」と言い直し、政府は「米側に確認中」と繰り返しています。
昨年11月、国会で質問したときは「米軍から日本国内では発生していないと確認している」と答えたばかりでした。
政府は知りながら嘘をついたのか、米側が知りながら伝えずにいたのか、あるいは最近になって判明したのか、いずれにしても、「安全」神話が問われます。