2023年8月8日
PFAS問題対策委員会 第1回会合
PFAS問題対策委員会を立ち上げ、第1回の会合を開きました。責任者は山下芳生さん。私は事務局長を務めます。
今日は環境省の専門家会議が「今後の対応の方向性」をとりまとめたのを踏まえ、説明を受けました。
米軍や自衛隊の基地、工場が原因とみられる地下水の汚染、高い血中濃度が全国で確認され、住民の不安が広がっています。
環境省は、「PFASによる健康被害は確認されていない」といい、特定の地域での血中濃度調査は予定しないといいます。全国15ヵ所で行うエコチル調査(化学物質による発育への影響を調べる妊婦と子どもの調査)は重要な試みですが研修するには今後数十年かかります。
東京・多摩地域や大阪・摂津市などすでに高い濃度の人が多く確認されている地域では、広く調査を行い健康被害の有無など影響を見極めるべきです。
「科学的な知見がないから調査しない」という姿勢では、水俣病やアスベストの歴史を繰り返すことになりかねません。
引き続き取り組みます。