2023年8月20日
関東大震災100年を前に
関東大震災100年を前に、首都防災ウィークの開会式と竹あかり点灯式が行われました。墨田区横網公園の東京慰霊堂にうかがい、あいさつしました。各党の国会議員を呼ぶのは初めてとのこと。
首都圏の人口は100年前とは比べものにならないほど増えていますが、雑居ビルや古い木造住宅が多く残り、一方でタワマンや高層ビル、地下空間など生活と生業の場は格段に広がっており、被害は複雑になるでしょう。気候危機が深刻化するなか、複合災害のおそれも見過ごせません。住民合意を前提に、住民の命を守り抜く対策に、予算も知恵も注ぐべきです。
関東大震災をめぐっては、混乱の中で朝鮮人や社会主義者が暴動を企てるなどというデマが流れ、虐殺事件が多数発生しました。政府や東京都は、その歴史に向き合ってきたとは言えません。調査、検証、反省、そして語り継ぐことが求められています。