2023年8月31日
汚染水・海洋放出ストップを
福島第一原発の汚染水・海洋放出ストップを求めて、福島県から多くの方が駆けつけました。官邸前での抗議行動と院内集会に参加。
事故から12年。思えば政府も東電も、被害者と被災地を裏切り続けてきました。事故による恐怖があり、避難生活の困難があり、被害賠償と現状回復に対する冷たい姿勢が続き、裁判では司法が極めて理不尽に国を免責しました。海洋放出は、癒えない傷口に塩を塗るような酷い仕打ちです。
「風評は怖い。12年前を思い出して恐怖を感じる。汚染水を流さなければ、対策をとっていれば苦しむことはなかった」と涙ながらに訴える人も。
「風評被害」に補償を検討するという政府。しかし、「賠償を受けるために農業や漁業をやっているわけではない」ーー岸田首相はこの声にこそ向き合うべきです。海洋放出は、唯一の選択肢ではなく、避けることができる事態なのだから。