2016年6月23日
投票先を決める基準は?
多摩センター駅前で街頭演説&まちかどトークなる企画。応援弁士の吉良よし子さんとともに、聴衆のみなさんから出される質問にお答えしました。
「選挙ではどこもいいことを言っていて、どの党を選んだらいいかわからない。どんな基準で選べばよいか」と若者からの質問。鋭い。
吉良さんが先に答えている間に、あれこれ考えて、3つの基準を提案してみました。
ひとつは、もちろん政策だろう。自分が最も関心のあるテーマについて、その党や候補者はどんな政治をやると言っているか。しかし、選挙前にはみんなよさそうな政策を掲げるから選べないという事情もあります。
そこで二つめは、その政策についてその党や候補者は、これまでどんな政治をやってきたか。たとえば自民党は、給付制の奨学金を「検討する」というが、大学予算を減らし、授業料値上げへ誘導してきた。長時間労働の是正をにわかに言い出したが、国会には長時間労働を促進する残業代ゼロ法をかけたまま。選挙の政策と実績とがかけ離れた党に、期待する政策を任せられるでしょうか。
そして三つめは、誰のための政治をしようとする政党か。そのものさしは、例えばどんなお金で成り立っている党か。大企業や団体の献金を受け取る党は、その企業や団体の要求に沿う政治をするでしょう。自民党は、企業に献金をおねだりしてお金を出させ、政権に就いたら大企業減税や公共事業で大盤振る舞い。政党助成金に頼る党は、努力しなくても毎年税金からお金が入るのだから、国民のためではなく自分たちの都合で政治をやることができてしまう。そのどちらも受け取らない日本共産党は、国民のお金で成り立っているからこそ、国民のため政治ができるーー。
投票先を決める基準は人によってまちまちだと思いますが、大事な一票、投じがいのある候補へと投じていただきたいなと思います。