2023年12月20日
辺野古新基地 「代執行」認める不当判決
辺野古新基地建設をめぐり、国が県知事の権限を取り上げ設計変更を承認する「代執行」を認める不当判決が出ました。
軟弱地盤を理由とする設計変更を、知事が不承認としたことの是非には一切触れず、国の方針に従えというもの。9月4日の最高裁判決になんの疑問も挟むことなく地方自治を踏み躙る。
設計変更を承認しなければ「著しく公益を害することが明らか」といえるのか。判決は、県が国に従わなければ普天間基地の危険性除去が遅れるからといい、政府の言い分を右から左へ。
そもそも普天間基地が世界一危険というのはなぜなのか。住民を追い出し建設した基地で、米軍機が騒音を撒き散らし事故の危険と隣り合わせ、危険なオスプレイを飛ばし、負担を押し付けてきたからではないか。基地は、撤去することこそ必要であり、新基地なしにはいまの危険を除去できない前提自体がアメリカいいなりの思考停止です。
暴走する行政を司法がたださないなら、世論と運動で政治を変えるしかありません。