2024年1月22日
子育て支援策の抜本的な転換を
子育て支援策の抜本的な転換を求めて活動されている、公益財団法人あすのば、みらい子育て全国ネットワーク、にっぽん子ども・子育て応援団、子どもと家族のための緊急提言プロジェクトの4団体のみなさんと懇談しました。
「岸田政権の『異次元の少子化対策』は、3.6兆円の財源ばかりが議論されているが中身も大問題、全く異次元でない」
「妊娠、出産の実質無償化で誰もが安心して妊娠、出産に臨める環境を」
「高齢者のケアマネージャーのようにすべての妊産婦、家族に寄り添う伴走型支援を」
などご要望を受け、今後の論戦に活かしたい提案もたくさんいただきました。
岸田政権の「こども・子育て支援加速化プラン」は、「異次元」という割には現行制度の若干の拡充にとどまり、一方で高校生の扶養控除を対象外とするなど「高校生増税」と呼ぶべき方針も示されています。
しかもその財源と位置付ける「支援金」は、社会保険料の徴収ルートを利用するといい、「子育て世代に負担を敷いて子育て支援を」という代物です。加えて今後、介護保険の大幅な改悪がねらわれます。結局、子育て世代のために高齢者は我慢をという世代間対立を煽り、分断を持ち込んでいます。
いい加減に、こういうやり方をやめるべきです。
「子育て支援を求める団体はパーティー券で課金してなかったから自民党は聞いてくれないのかと、笑い話になっています」というお話も。まさしく、カネで動く=カネでしか動かない政治が、社会との矛盾を深めています。