2016年11月22日
福島自主避難者の方との懇談
共産党東京都議・市議、候補者と一緒に、福島から都内に自主避難をされている方々と懇談をしました。
懇談にやってきたのは10人程の女性で、その内のほとんどの方が初めて参加とのこと。
それぞれが置かれている現状や、困っている思いを聞かせていただきました。
とりわけ避難指示区域外の避難者への住宅の無償提供が2017年3月末で打ち切られる問題については、「東京に残るか、福島に戻るかは究極の選択。貧困か被曝かを選ばなければならない」と参加者全員が意気投合。
ある女性は、「子どもは塾に通いたいって言っているのに、お金がないから行かせられない。塾に払うお金が家賃で消えてしまうし、行かせられないと他の子供から『塾にも行けないの』と言われてしまう」と訴えました。
「福島から避難してきた」ことへの差別も多く語られました。南相馬市から避難してきたある女性は、友人が東京都の職員から「福島に家があるのになぜここに住んでいるんだ」と言われたと話します。
懇談の予定の時間が過ぎても話は尽きませんでした。
「人権無視ですから。東京都でできることはたくさんあります。これから頑張りましょう」と都議会議員の声かけで懇談はひとまず終了しました。
これからもこうした問題に取り組んで参ります。