「朝まで生テレビ」に出演しました。

テーマは「激論！ド～する？！政治とカネ　改革の行方」、裏金事件の真相解明と対策について議論を交わしました。

最初に焦点としたのが、来週予定される政治倫理審査会の公開について。自民党は、5人の希望だとして非公開、他の議員も入れず、マスコミも入れないという姿勢です。岸田首相が「説明責任を果たす」といい、5人も「説明責任を果たしたい」といって政倫審を申し出たにもかかわらず、疑惑にフタでは国民の納得は得られません。

自民党の片山さつき氏に、この場で公開を約束してほしいと求めましたが、できないとの返事。

対策の焦点は企業・団体献金の禁止です。

30年前の「政治改革」では、政党助成金をつくるから企業・団体献金は禁止、自民党もこの方向だったはずです。ところがその後、抜け穴がつくられパー券購入も温存されました。

政治ジャーナリストの田崎史郎氏が「当時自民党は『企業・団体献金の見直し』と言っていたが『禁止』とは言っていなかったのではないか」と、自民党も言わないような主張を繰り広げましたが、これには他党も含めて「政党助成金との二重取りだ」と批判が相次ぎました。

裏金事件をめぐっては、事実の究明と腐敗の根を断つ、二つの柱がありいずれも方向ははっきりしています。ところが自民党は、派閥解消、党則改正、デジタル化など、しきりと本筋を外す議論に持っていこうとしています。

世論で追い詰め、断固ただしていきたい。