予算委員会で小池晃さんが質問。昨日の参院政倫審を受けた裏金問題の追及、訪問介護を崩壊させる大改悪、さらに選択的夫婦別姓ーー議場を巻き込む大迫力の論戦でした。私はパネル担当で隣に。

安倍派の裏金づくりをめぐり、特に2022年8月に再開を決めた幹部たちの発言はばらばらです。誰かが嘘を語っている。ならば4人を並べて呼び、嘘をつけば偽証罪に問われる証人喚問でただすべきです。岸田首相はいつもの答弁を繰り返した挙げ句、最後は「国会のことは国会で」と逃げ出しました。

20年前には始まっていたというキックバック。ならば当時を知る森喜朗氏に聞くべきです。小池さんに何度も詰められ、答えをごまかし、審議が一時中断、ようやく聞き取り候補に入り得ることを認めた岸田首相。それでも「聞く」とは言わず。真相解明の意思が感じられません。

選択的夫婦別姓をめぐっては、「様々な意見がある」と後ろ向きの岸田首相に対し、「日本経団連の十倉会長と、日本共産党の小池晃が同じことを言っている。皆既日食のように珍しい。違うのは自民党だけだ」と。与野党はもちろん、大臣たちの後ろに座る秘書官たちも思わず吹き出していました。

「様々な意見があるからこそ選択的別姓だ」という小池さんの指摘はその通り。いい加減に踏み出すべきです。