参議院予算委員会で小池晃さんが質問。今日は政治とカネをめぐる集中審議。24分と持ち時間が短いこともあり、この論点に絞っての質問でした。

自民党が昨日発表した規正法改正案には、企業・団体による献金禁止やパー券購入禁止、政策活動費の見直しなど肝心な点が全くありません。その一方、「機関紙販売事業の透明性の在り方」を「課題」としてわざわざ挙げているのは、裏金事件を明らかにした「赤旗」を嫌がっている現れでしょうか。全く反省が見えません。

森元首相への聴き取りについて、「何分話したのか」という小池さんの質問にも、「内容を明らかにしない前提で聞いた」といい答えません。「国民の関心事だ」といいながら、なにを確認したのか明らかにせず、記録もないといい、「関与は確認されなかった」ーーこれで国民が納得すると思っているなら大間違いです。

自民党が3月に行った追加の聴取については、予算委員会の理事会でペーパーが一枚出てきただけで、その説明もありません。ただし、自民党理事は「さらに知りたいことがあればペーパーで出して」と述べたため、4月9日付で追加質問のペーパーを提出しました。その回答は今日までなく、今日の理事会でも「いま答えられることはない」とゼロ回答。真相を解明し説明しようという意思を感じられません。