2016年9月21日
「沖縄・高江緊急報告集会」
ヒューマンライツ・ナウ主催の「沖縄・高江緊急報告集会」に参加。共催団体であるNBFesには、私も弁護士としてかかわってきたものです。
フォトジャーナリストの森住卓さんが、ヘリパッド建設が強行されている高江の様子を報告。すでに完成しているヘリパッドからオスプレイがごう音をあげて山間を離陸する様子を捉えた動画は、恐怖すら覚えるものでした。
米軍、北部訓練場の半分を返還する代わりに6つの着陸帯をつくる計画。しかし、負担軽減とはまやかしで、オスプレイが利用できる大きさ、河口まで広がる地域で陸海空を一体化した立体的な訓練が行えるよういっそうの機能強化を図るもの。辺野古新基地と共通に、多くの国民を騙しながら、日米政府が一体となって沖縄に新たな危険と負担を押しつけようとしています。
7月11日、参院選開票の翌日に工事が再開。沖縄で、選挙で大敗した安倍政権が、周到な準備の上で仕掛けてきています。
機動隊、沖縄県警、警視庁ほか800人が、人口わずか160人の高江に押し寄せたといいます。22日、夜明け前から動きがあり、非暴力で工事を阻止しようとたたかう人々を、機動隊が暴力的に排除。高齢者や女性でも容赦なくごぼう抜きにする様子が生々しく紹介されました。
昨日まで高江を訪れていたというNBFesの舩尾遼弁護士、今日新たに高江反対の「若者有志の会」を立ち上げたという元山じんしろうさん、ヒューマンライツ・ナウの伊藤和子弁護士から発言。東京でも、様々に動きが起こされています。
伊藤さんが高江で起こっている事態を指して、「非対称のたたかい」と言われたのが印象的でした。それだけ圧倒的な力で、民意が踏みにじられ戦争準備が進められている。
新たな基地建設を絶対に許さず、海兵隊は撤退を!