ホームドアの設置等を求め、国土交通省への要請を行いました。根本幸典・大臣政務官が対応。国交省の建物は、初めて訪れました。
8月15日に青山一丁目駅で起きた視覚障害者の転落事故は、これまでにも何度も繰り返され、そのたびに危険が指摘されてきた問題が改めて浮き彫りになったものでした。
この間、私も青山一丁目駅を訪れ視覚障害者団体のみなさんからお話もうかがってきました。これらを踏まえ、改めての要請です。
国交省も検討会を立ち上げ年内に方針をまとめるとしています。政務官からも、ハード、ソフト両面での対応が必要だと発言がありました。
国交省は2020年までに800駅でホームドアを整備する計画で、今年3月時点で665駅。しかし全国には1日の利用者1万人以上の駅だけでも1818駅あり、10万人以上の239駅のうちホームドアが整備されているのは約1割に過ぎません。
加えて、視覚障害者等が多く利用する駅(盲学校などの最寄駅)や、ホームがカーブして電車との隙間が広く危険性が指摘される駅など、設備を必要とする人の要望に即した整備も求められます。
すぐに設置すること難しいならば、せめて駅員の十分な配置を。
東京メトロはホームドア設置までの間、駅員の加配を行うことにしたとのことですが、事業者の自主的な取組に任せるのではなく、安全基準として徹底するべきです。
利用者の安全を保障する、行政の責任を果たすべきだ。