給付型奨学金の導入を検討している政府。
この姿勢に立たせるために、どれだけのたたかいがあり苦しんだ学生がいたことかと思います。私自身も奨学金という名の借金を背負い、学生時代から学費負担の軽減をと訴えてきました。
ところが、その雲行きが怪しい。
今日、文部科学大臣への質問に立った衆院議員の大平喜信さんは、政府が貸与制+返還免除の制度を検討していること、またその範囲も極めて狭いものしか予定されていないことを追及しました。
折しも新聞では、「給付型」奨学金のための財源を19〜22歳の扶養控除の縮小で捻出することを財務省が考えていると報じられました。
名ばかりの「給付型」奨学金では学生の求めるものとはならない。また学生世代の親の負担を増やす形での財源づくりでは、本末転倒ではないか。
いま、まっとうな給付型奨学金制度をという世論を、急いで広げる必要があります。
大平質問には、都内から約30名の学生や民青のみなさんが傍聴に訪れました。当事者世代の傍聴は、委員会室にもきっと緊張感を与えたことでしょう。
終了後、大平さん、池内さん、吉良さんと私の4人で、みなさんと交流。ぜひ多くの方に、国会での議論を見て、聞いて、感じていただきたいと強く思います。
明日はいよいよ、私自身の初質問。
国土交通委員会にて、JALの整理解雇、不当労働行為を取り上げます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161019-00000024-asahi-pol