山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2016年11月9日

過労死のない社会を!


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過労死防止対策推進シンポジウムに参加。電通過労自死事件を受けて社会的な注目も高まるなかでの開催で、会場はいっぱいでした。

私は一部しか参加できなかったのですが、電通事件で亡くなった高橋まつりさんのお母さんによる発言をお聴きすることができました。
こちらで全文を読めます。

業界有数の企業に入り希望に満ちていた様子、試用期間中にも帰宅が終電になる多忙さ、一週間に10時間しか睡眠がとれなかったと話していたこと、25年前の電通事件の記事を持ち出し「こうなりそう」と語っていたこと、先輩に、自殺するのによい歩道橋を探している自分に気づくとメールを送っていたこと、年末には母親と一緒に過ごそうと約束していたこと、ところが、クリスマスイブに自ら命を絶ったといういきさつ…

あまりにも辛い事実に、涙があふれてきます。

「たくさんの夢も、娘のはじけるような笑顔も、永遠に奪われてしまった」

その言葉に、なんと言って向き合えばよいのか。
どれだけ利益を上げようとも、競争力を評価されても、こんな悲しみしか残さない過労死を生む働かせ方は、どう考えても異常です。それを許している36協定をはじめとする労働法制は、このままでよいはずがない。

家族の会や過労死弁護団、学者や学生など様々な人が並々ならない努力をされている、過労死のない社会をつくる運動。私も弁護士としてかかわってきましたが、政治の場で働くようになったいま、改めて役割の重さを感じています。
過労死ゼロのその日を、必ず!

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