国土交通委員会で質問。
議員立法の無電柱化法案などに関して問いました。
今日は3本の議員立法を採決。先日、参院先議で可決したものを併せ4本もの法案を2回の委員会で通しています。その2回とも、質問に立ったのは私だけ。いずれも全会一致の法案ですが、とはいえお粗末な審議ではないか。
内閣が提出する法案であれば、全会一致でも普通はみんな質問をします。趣旨を確認したり、具体的な事案でどう適用されるかを問うたり、あるいは懸念されることを質したり。法律が必要とされる内容なのだから、国会審議で明らかにしておくべきことが全くないなんて想定しがたい。
ところが今日の質疑では、法案の発議者である衆院議員に対しては質問できませんでした。理事会で決まったのは、対政府の質疑のみ。私は、あくまで発議者に質問したいと要望してきました。そうでなければ意味がないではないか。実際、法案にかかわって質問すると大臣は「議員立法なので答える立場にないが」と断りを入れました。提案者でないのだから当然です。
法案について発議者、提案者に質問するのは、議員の最低限の権利です。同時に私は、国民のみなさんに対する義務でもあると思う。議員立法の参院審議で発議者である衆院議員に質問するのは、他の委員会で当たり前に行われています。だいたい昨日は、カジノ法案で本会議質問までやっているではないか。
その大事な機会を保障しない国土交通委員会の扱いには、疑問があります。今後は改めるべきだと、理事会で述べました。
民主的な国会運営は、民主主義の実現の前提であるはず。これからも気を引き締めていきたい。