衆院予算委員会で、笠井亮さんの質問を傍聴しました。
トランプ米大統領の入国拒否に対して、国際社会が次々に批判の声を上げるなかでの質問。相変わらずだんまりを決め込む安倍首相は情けない。これでは今度の訪米も、ろくなことにならないでしょう。
それに輪をかけて、稲田防衛大臣の答弁は見苦しいものでした。オスプレイ墜落について米国の事故調査報告はいつ出るのかという質問に対し、「日本政府も独自に分析した」などとはぐらかす。
事実の経過からして、米国に言われるままに飛行再開を認めただけではないかと問うても、問いには答えようとせず、聞かれてもいないことを延々と述べる。
8項目を実に5分近くもしゃべり続けました。その間、質問者である笠井さんは何度も発言を求めて挙手し、委員長からも「簡潔に」など繰り返し制止されたにもかかわらず、稲田大臣はかまわず原稿を読み続ける。たぶん、原稿を離れて簡潔に述べる用意もなかったのでしょうが…
最後は委員長から「そこでやめましょう」と。さすがに目に余ると、メディアも各紙が報じているようです。
(朝日新聞デジタル)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170202-00000075-asahi-pol
事故の危険にさらされる沖縄県民の不安に背を向けアメリカに付き従う姿勢は明らかですが、しかし正直に「はいそうです」とも言えず誤魔化すしかない、安倍政権の低劣な姿があらわです。
※写真は昨年3月の辺野古