資源エネルギー調査会の参考人質疑で質問。通常国会では初めての質問となりました。
調査会は、委員会とは異なり議員同士でテーマを決めて勉強するという性格のもの。したがって政府に対して認識を問うたり、法案の審議をすることは、普通はありません。
「新たな時代に向けた我が国の資源エネルギー像」を大テーマに、今日は国際情勢にかかわって参考人質疑を行いました。
4人の参考人のみなさんからお話をうかがい、各会派から10分ずつの質問。
参考人のお一人である高村ゆかり先生(名古屋大学)が、パリ協定に触れつつ、世界的には再生可能エネルギーの導入が予測を超える規模で進んでいること、コストが低下し、政策というより市場原理によって導入が加速していることを指摘されたのが印象的でした。
日本では、水力を除く再生可能エネルギーの導入は数%。その理由としてコスト高が指摘されています。ところが海外では、欧米の先進国であると新興国であるとを問わず、コストを抑えて他の電力との競争が成立しシェアを拡大している。日本との違いはどこにあるのかとお伺いすると、それはやはり再エネ導入を促す環境が整えられているかどうかだと。
固定価格買取制度や送電会社との系統接続など、市場原理のなかで再エネが選択されうるような環境整備に、各国が努力していることを痛感します。それに比べて、2030年のエネルギーミックスでも再エネ20〜22%、石炭・火力はもちろん、原子力にまで依存を続けようという日本の姿勢は、反省すべきものですらある。
大変勉強になりましたが、他の参考人の方に質問する時間がなくなってしまったのが反省点。時間の使い方は難しい…