山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2017年2月11日

「貢ぎ物外交」やめよ

トランプ米大統領と安倍首相の会談の報道で朝からもちきりの一日に。「貢ぎ物外交」と志位さんが評していますが、アメリカ側の要求を先取りして提供する卑屈さは目に余る。一方で自民党からは、「ベストシナリオ、最良、最高の成果」と絶賛。アメリカ以上の「アメリカ第一主義」は、自覚的にであれ無自覚的にであれ、重症というほかない。
(毎日新聞記事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170211-00000054-mai-pol

イスラム圏7カ国からの入国を制限する大統領令は、その即時停止を命じる仮処分を連邦控訴審も支持。入国制限の根拠としての安全保障上の懸念について、政権側が証拠を全く提示していない、対象国の市民がアメリカでテロを実行した証拠もない、などを指摘するもの。これでよくあのような大統領令が出せたなと思います。
この判断は、一時的な緊急措置として大統領令の停止を命じるもので、大統領令そのものの是非を判断するものではないようです。しかし、このままでは回復し難い損害が生じるから停止するという判断は、三権分立のあり方として、また立憲主義のあり方として、学ぶべきところがあると感じます。

「すべての人間は平等につくられている。創造主によって、生存、自由、そして幸福の追求を含む侵すべからざる権利を与えられてるる」というアメリカ独立宣言の一節は、思想や宗教を問わずあらゆる人を包み込む。

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