山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2017年4月21日

宮下公園閉鎖、誰のための公園か

渋谷の宮下公園といえば、木々が生い茂り山手線の車窓からも見える場所。デモの出発点として訪れた方も多いはず。その宮下公園がいま、大きく変えられようとしています。夕方、現地を訪れました。

現在、1階部分が都市計画駐車場、屋上が都市公園となっていて、土地は渋谷区の所有です。2009年にはナイキに命名権を売却し、ホームレスを追い出しフットサル場などを整備。

ところが今度渋谷区は、三井不動産に新たな整備をさせる方針。立体都市公園の制度をなかば悪用し、地上3階、地下に駐車場、屋上を公園とする。1階から3階は商業施設を予定し、公園はなんと地上17m部分に上げられてしまいます。これでは災害時に一時避難場所として使えるのかどうかも危ぶまれる。さらには原宿寄りの敷地の一部を売払い、17階建のホテルを建てる計画といいます。
本来、市民の憩いの場である公園、区民の財産である土地を、儲けのための場とする。こんなことが、簡単に許されていいものか。

渋谷区は3月27日、宮下公園を閉鎖。三井不動産との契約はまだだというなか、市民の利用をシャットアウトしました。一体、誰のための公園だと考えているのか。

写真は明治通りから見た宮下公園。囲いがされ、立ち入ることもできない。

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