2017年6月6日
法務委員長の解任決議審議へ
参院法務委員会、今日の共謀罪審議は取りやめに。
昨日の理事会で野党側は、安倍首相の「不安を広げるための議論を延々としている」などとしたラジオ発言の撤回と謝罪の要求や、ケナタッチ国連特別報告者への回答期限を示すべきことなどを問題としたのに対し、与党側はゼロ回答。これでは応じる余地なしと再検討を求めていましたが、今日与党側は、改めて委員長職権で委員会をセット。
これを受けて民進党が法務委員長(公明・秋野公造氏)の解任決議案を提出し、委員会は開催されることなく取りやめとなりました。
与党は、野党のこうした対応が「唐突だ」と述べています。しかし、国会審議を軽視し、国際社会の要請にもまともに応えようとしないのは、安倍政権の側ではないか。テロ対策だと国民の不安を煽り、答弁にもならない答弁ではぐらかしてきたのは政府ではないか。そしてその姿勢は、この間一貫して続いてきたではないか。
明日、本会議で解任決議案が審議されます。与党が反対し否決となることが予想されますが、討論では与野党(維新も)それぞれの立場がくっきりと浮かび上がるはずです。共謀罪法案そのものの問題、参院で政府が踏み込んできた論点、委員会運営の問題など、ぜひ明らかにしつつ広げたい。
まだまだたたかいの峰は続きます。追い込んできていることも確かです。徹底審議で必ず廃案に!改めて、決意しています。