衆参の内閣・文科委員会で閉会中審査。わずか半日ずつ、安倍首相の出席なしというのは、それだけでも政府・与党の消極姿勢がにじみ出ています。
共産党からは衆院で宮本岳志さん、参院で田村智子さんが質問のバッターに立ちました。参考人として出席した前川前文科次官への質問を交えながら、政府の説明はいよいよ混迷を深めます。
萩生田官房副長官の「ご発言概要」ペーパーが正確性を欠くという局長。しかし、ではどこが不正確なのかを指摘することはできない。ここまで来ても官邸の顔色を伺わなければならないとは。
文科省の文書に繰り返し出てくる「平成30年4月開学」という時期についても、内閣府が示したものかどうか、山本大臣は誤魔化すばかり。
前川氏と政府の答弁が食い違うということは、どちらかがウソをついている。白黒はっきりさせるなら、偽証罪の制裁の下で証人喚問をするしかない。もちろん張本人である安倍首相には、ご自身の言葉どおり真摯に説明責任を果たしていただく。
今朝からマスコミがいっせいに安倍内閣の支持率低下を報じています。軒並み支持率30%台で過去最低に。加計疑惑の説明にも、納得いかないが圧倒的多数。「一強」ともてはやされてきたアベ政治がいかに脆いものであったか。
NHKの世論調査では、臨時国会についても「必要」が47%と多数。安倍政権を、ぐんぐん追い詰めています。
写真は昼の議員会館前。国会開会中ということで炎天下、声を上げようと総がかり行動のみなさんが呼びかけてくださいました。掲げられていた横断幕には、「安倍首相は逃げるな!」とーー。