7月15日は、日本共産党創立記念日。
1922年の創立以来95年、一貫して反戦平和を掲げてきました。そしてそれは、いまに続く政党のなかで共産党だけだった。少し古めかしいかも知れませんが、私はそのことだけでも、この党の一員であることに誇りを感じます。
いま資本主義の日本で、異常なアメリカ従属と財界大企業のための政治を転換する変革が必要だと訴えています。沖縄への尋常でない圧力、過労死ラインの働き方すら合法化しようという政治、自らの憲法解釈ですら掌を返し覆す。共謀罪法の強行に見られるように、議会制民主主義の最低限のルールすら守らない。守れないことに何の異論も出ないモノトーンの異常さ、あるいは幼稚さ。日本は民主主義や立憲主義という人類史の到達ですら危ぶまれる、前近代的な状況にあります。
しかし同時に共産党は、働く者の犠牲の上に旨味を吸う者がいるという資本主義そのものが、決して永続的ではなくやがては変えられるべきものと捉えている。かつて資本主義の時代へと移行した時期があるように、資本主義だけがそれ以上進展しないあり方だとは考えない。そしてその理想を、党名にも込めています。
社会主義や共産主義の日本が、一足飛びに実現するものとは考えられないですが、やがては人間が人間の知性と理性を活かし、人間らしい生活を送ることが当たり前の世の中に。それってそんなに飛び跳ねた思想ではないと思うのですが。
歴史を動かす夜明け前の時代に生きていることに、不思議さも感じつつ。