ヒアリの調査で東京港・大井埠頭に行ってきました。都議団の調査に同行したもの。尾崎あや子さん、白石たみおさんとご一緒しました。
埠頭部分は港湾運送会社の私有地とのことで、ヒアリが発見された現場まで行くことはできなかったものの、付近で都の職員から話をうかがいました。
中国から到着したコンテナが荷主のもとへ運ばれた後、荷主からの知らせで1匹をヒアリと確認。東京港に戻ってきたコンテナを調べると100匹。さらにコンテナのベニヤ板を剥がした床の下から100匹、働きアリや卵や幼虫も出てきたといいます。
現在の対応としては、目視による確認と40カ所に設置したトラップによる調査、ベイト剤(アリの巣コロリ)による撲滅作戦が行われているとのこと。ただし、荷主に断りなくコンテナを開けることはできないため、コンテナ内の調査は業者への協力依頼にとどまる様子。
環境省は、これまでにも20の港湾、空港で毎年、特定外来生物のモニタリング調査を行なってきたそうです。昨年10月の調査でも全国で発見されていない。
しかし今度のヒアリは、従来調査していないコンテナヤード内から見つかっています(環境省の調査は敷地外の縁石など)。少なくとも、ヒアリがコンテナに揺られて国内に到達していることがわかった以上、私有地であるヤード内も含めて徹底した調査を行い、対応に万全を期すべきです。
それにしても暑かった…