参議院70周年の記念行事で「こども国会」が開かれました。31日は150名のこども国会議員のみなさんが、本会議場で「こども国会宣言」を採択するということで、私も傍聴に行ってきました。
普段、報道関係以外は撮影できませんが、今日は傍聴者もOKというので、初めて本会議場を撮影。
「私たちがつくる未来」をメインテーマに議論した6つの委員会から、委員長が議論の様子を紹介。「家族やふるさとを大切に」とか「オリンピック・パラリンピックを成功させるために」といったテーマは、議論といってもピンと来ないような…
「ことばや暮らしが違う人と仲よくしていくために」とのテーマで議論した委員会からは、「お互いの違いを尊重することが大切だ」という報告があり、ネット上など若い世代でもヘイトクライムが跋扈するなか、救われる思いでした。
安倍首相がメッセージ。冒頭、「みなさん緊張していますか。私もここ(本会議場)に立つたびに、平常心でいよう、平穏な気持ちでいようと思いますが、緊張する場合も多い」と。平常心どころか、聞かれたことに答えず、聞かれてもいないことを長々と語り、時には敵意むき出しの安倍首相は、緊張しているというより異論や反論を寄せ付けず受け入れない狭量な態度。次の臨時国会では、その姿勢も反省するのでしょうか…
なお、採択に付された「こども国会宣言」は全会一致とはならず、5人が反対票を投じました。議場はどよめき、どうやら事前の段取りとは違ったようですが、納得できず反対票を入れたこども議員もいたのかも。もしそうなら、反対討論を聞きたかったなあ。