山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2016年2月18日

江戸川スーパー堤防視察

江戸川スーパー堤防の工事が進む地域を調査。住民無視の公共事業のひどさを目の当たりにしました。

市川駅南側にある47階の展望デッキからの眺め。川の向こうは江戸川区で、対岸、二本の橋の間の部分にあった住宅が追い出され、いま盛り土がされています。すでにある堤防の背後に広く盛り土して緩斜面にするのがスーパー堤防。広大な土地で立ち退きが必要になり工事に莫大な費用がかかります。長さ120m、幅160mのこの範囲は、川の蛇行の内側にあり最も溢れにくい部分とのこと。しかし、国の計画に区が乗じて、住宅も強制的に撤去させてしまいました。

スーパー堤防方式は、いまのペースでいけば完成まで200年以上かかるそうです。総工費は10兆円以上。江戸川区の2.2km区間だけでも1800世帯が立ち退き対象に。
住民合意を得ることなく強引に進めるのではなく、他の方法でも水害対策は可能と提案されています。こんなムダな公共事業に使うお金があるなら、もっと一人ひとりのくらしに寄り添う使い方を。

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