山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2018年3月8日

森友文書改ざん疑惑で国会は異常事態

国会は、森友文書改ざん疑惑で今日も異常事態が続き、収束の見通しも立っていません。

参院予算委員会の理事会に提出された書類は、すでに国会提出済みのものと同じもの。改ざん「した」のか「していない」のかも、他に原本があるのかどうかも答えない。「これだけか」と問えば、「現時点ではこれだけ」ーーこれでは6日と全く変わらない回答であり、審議入りの前提を欠く。自民・公明が求めていた説明にもなっていません。

財務省の説明に納得できる点は一つもないにもかかわらず、委員長職権で予算委員会が開会に。NHKの中継では自民党議員の質問と安倍総理の答弁が垂れ流されました。余談ですが、この自民党議員が質問冒頭でオリンピックやラグビーワールドカップを持ち出したのには思わず苦笑い。この方たちには、政府が国会の求めに偽造・変造文書を提出し隠ぺいしている深刻な疑惑だという認識が、決定的に欠けているらしい。

予算委員会は、野党議員の質問は空回し。13日の中央公聴会も出席議員のみで議決。昼に予定された5つの常任委員会は、各大臣の所信表明演説を聴くものでしたが、取りやめとなった財政金融委員会と国土交通委員会を除いて、委員長の職権で開催。議院運営委員会の理事会では、明日9日の本会議を職権でセット。所得税法の趣旨説明と質疑を行うといいますが、これは財務省所管の法律(!)

通常国会はまだ序盤であるにもかかわらず、早くも強行ラッシュの暴走ぶりです。
しかし、どう考えても政府与党に道理はありません。
これは政府対国会の問題であって、与党対野党の問題にとどまりません。むしろ与党こそ、まともに対応できない政府に対して怒らなければならないはず。解決の方向を示すことができず、うろたえ、結局官邸の指示通りに動いている様子の自民・公明両党は、事態を解決する能力のなさを自らさらすようで哀れですらあります。

6野党の合同決起集会が行われました。
野党の書記局長・幹事長・衆参国対委員長会談などが断続的に開かれ、一致した対応を協議しながら国会に臨んでいます。足並みをそろえ、決して引かない。その決意を固め合いましたが、さらに強固なものにしていきたい。
私の事務所にも、今日は激励の電話やファクスがありました。多くの方が怒っていることを強く感じます。その声を、ぜひSNSや街頭で、どんどん広げてください。

志位さんは記者会見で「戦後初めての深刻な疑惑」と述べています。やはり安倍政権は、戦後最悪の政権。
https://www.asahi.com/articles/ASL385SRRL38UTFK01P.html

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