山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2018年7月16日

豪雨災害の状況調査で岡山・倉敷市、真備町へ

豪雨災害の状況調査で岡山・倉敷市、真備町へ。高梁川の支流である小田川が決壊し、一帯が最大5m浸水。昨年つくられたハザードマップの想定どおりの浸水被害で50名が亡くなり、4600戸が被災しました。 避難指示が出た頃には、すでに水が押し寄せ家を出られなかったといいます。生後1ヶ月の子どもを抱えた方が救助を依頼したところ、浮き輪につかまって流れた先で救助を待ってくれと言われた方もいたらしい。 炎天下、土ぼこりと独特の匂いがするなか、泥出しや片付けがボランティアの力も得ながら急ピッチで進められています。 並行して、2階まで浸水して全壊となった家には戻れないことから、避難所に代わる当面の住まいが緊急の課題となっています。市から借り上げによるみなし仮設の案内が始まるや、仮住まいを探す人で不動産屋は長蛇の列とのこと。子どもの学校やお年寄りなど地域のコミュニティを考えると元の自宅の近くを希望する人がほとんどですが、たちまち契約済みに。大家族やペットも入れるような住宅がなかなか見つからないともうかがいます。借り上げだけではなく、元の居住地域で仮設住宅を提供することも求められます。

決壊した小田川は、50年前から高梁川との合流地点を下流に移動させる河川改良が計画され、ようやく本格的な工事が今年にも始まる予定でした。 もちろん、抜本的な対策には予算もかかるし時間もかかります。それならそれまでの間に被害をいかに減らすかを検討すべきですが、河川敷は樹木の伐採がされずまるでジャングル。堤防上から川筋を見とおすことはできないほどでした。 国土交通省による河川行政の責任も問われる水害であることを痛感します。 調査は、小池晃さん、仁比聡平さん、大平喜信さん、県議の須増伸子さん、参院選岡山選挙区予定候補の住寄聡美さんらとご一緒しました。須増さんは、ご自身の夫の実家が決壊場所の付近。近隣にもご親戚が多数おられ、一族には亡くなった方もおられるとのこと。そのなかでの活動に、本当に頭が下がる思いです。

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