2016年3月14日
雨のなか、34名から労働実態調査
今夜は中野駅北口で労働実態調査。
今年2回目の調査は雨で冷え込むなかでしたが、全体で34人の方から話をうかがいました。「ブラックな働き方」という言葉に反応してパンフを受け取る方も多数。
家庭教師のバイトをしている女子学生は、それなりに高い時給だが準備はもちろん無給。受験生の指導で、試験直前は毎日深夜まで教え、準備などで寝る時間が3〜4時間という日が1カ月続いたといいます。
…
社会人1年目の男性は、職場で困っていることはという問いに対して「残業代払われないっスからね〜」と。時間外労働が60時間を超えないと残業代が払われないといいます。「仕事もできないし、会社の状況みるとしょうがないかなって思います」とあっさり話していました。去り際に、「危なくなったら辞めます」と言っていたのが印象的。
1年契約の仕事を8〜9年継続している女性。時給は一度も上がらず。4月から更新されるかどうかがわかるのは、3月中旬。更新されない場合に備えて、この時期は別の仕事も探しているそうです。
正規でも非正規でもバイトでも、人間らしく生きられる働き方が保障されない現実が広がっています。違法行為を含むブラックな働き方による負担が、労働者の自己責任に転嫁されている、調査を重ねるたびにそのことを感じます。
大企業からの献金を肥やしにし、労働法を企業の利益のためだけの法律に作り変えようとする安倍政権には、働く者の命とくらしを守ることはできない。
参加されたみなさま、寒いなかお疲れさまでした。ご一緒に、引き続きがんばります。