山添 拓 参議院議員 日本共産党

ブログ

2016年4月6日

LGBT当事者の方と懇談

池内さおり衆院議員を訪ね、LGBT当事者の方から話を聞く機会がありました。性的マイノリティーだということを自覚した経緯、葛藤と模索、カミングアウト。自分とも周囲とも真っ直ぐ向き合う姿勢に、心を動かされました。

渋谷区のパートナーシップ条例などで注目されていますが、ある調査では日本人の7.6%がLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字)だといいます。
最近ではLGBTではなく、SOGI(SO;セクシャルオリエンテーション=性的指向、GI;ジェンダーアイデンティティ=性自認)という言葉が使われ始めているとのこと。自分の性をどう認識するかということと、性愛の対象がいずれの性であるかという二つの指標を示したものです。

国連では2008年に初めてLGBTの権利について声明が出され、2011年に人権理事会で決議。日本も賛成しています。
しかし、日本ではこの課題についての社会的認識はまだまだ広がっていないように思います。男性ならこう、女性ならこう、結婚とはかくあるべしという固定的な捉え方が覆い、本来様々にあるはずの個性が、無理矢理型どおりに整理されてきました。

個人の尊重とは、「こうあるべき」を個人に押し付けないということ。個人は相互に異なることを相互に認め合う社会にするということ。LGBTの方が口にする「生きづらさ」は、社会的に克服されるべき課題であり社会全体で共有することが求められていると思います。法制度が「不存在」の日本では、政治による積極的な保護も必要です。

GWのレインボーパレード、私も参加したい。
http://tokyorainbowpride.com/parade

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