山添 拓 参議院議員 日本共産党

ブログ

2016年4月22日

羽田空港の航路拡張を調査

都心上空を1時間に44機もの旅客機が飛ぶ⁈
羽田空港の航路拡張について、都議や区議のみなさんと調査を行いました。

羽田には4本の滑走路がありますが、オリンピックに向けて航空機の利用が増え続ける見込みとのこと。「機能強化」のために、現在はルート設定されていない都心上空を離着陸のアプローチに使うことが検討されています。
南風時の着陸で、羽田に近い品川区で200mから300m、港区や目黒区、渋谷区あたりで約600m、新宿の都庁上空でも900mで飛ぶといいます(北風時は離陸で都心側へ)。

航路の直下はもちろん、周辺も含めて相当の騒音が予想されます。事故や落下物の不安も。これまでは周辺環境に配慮して飛んでこなかった地域に、増便分だけでなく風向き次第で全ての飛行機を誘導するのは、あまりにも無謀です。地域への説明もまだまだされておらず、都内でもご存知でない方が多いと思います。
増便はすべて国際線向け。利便性の追求は、成田空港を含め、より住民負担の少ない方法で目指されるべきです。

今度の航路変更では、横田空域を経由する点も注意を要します。横田管制は、米軍機を優先することもあり得るでしょう。
国交省は支障のないよう「お願いする」といいますが、防衛省は普段、米軍からはなんの情報ももらっていないと言っています。オスプレイが横田へ来るのも知らないという。日本の空が日本のものでない事実が、ここでも影を落としています。

http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/plan/i/haneda_leaf.pdf

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