2016年4月30日
特定整備路線を止めようー都内各地で立ち上がるみなさんとともに
東京都が進める特定整備路線を止めるために立ち上がっている都内各地のみなさんが集まり、全都総会。私もこの間、道路建設の予定地とされる地域を訪れてきましたが、今日は参加者として勉強してきました。
埼玉大学名誉教授の岩見先生は、まちづくりにおける公共性が変容させられていることを指摘。都内の特区における容積率の大幅な緩和など、「世界で一番企業が活躍しやすい国」のためといって進める政治を「異次元の規制緩和」と表現されていたのが印象的でした。
企業の利益のためには、いまある規制を取り除きなんでもやらせる一方で、特定整備路線のように70年前の都市計画を蘇らせて「すでに決まったことだから」と住民無視で強行しようとする。防災や交通の円滑化という目的を並べていますが、人口も周囲の環境も異なる終戦直後を前提とした計画を見直さないとは、呆れてしまいます。