2016年5月11日
5.11雇用と暮らしの底上げアクション
「アベ政権はもう嫌だ!〜次に来る矢は“解雇自由”と“定額働かせ放題”〜5.11雇用と暮らしの底上げアクション」に参加。日比谷公園から銀座へ、最賃1500円を求めるAEQUITASのみなさんとデモを歩きました。
安倍政権がにわかに言い出した「同一労働同一賃金」ーー派遣法を改悪しておいてなにを言うか、いかに空虚で不誠実であるかとその誤謬を批判する声と、こんなアベ政権はもう終わりにしようという決意が、様々なスピーチから感じられました。
返せ生活時間プロジェクトを代表して、スピーチされた早稲田大学の浅倉むつ子先生。
長時間労働が破壊しているものはなにか、それは生活そのものだと指摘。働く人の、育児参加の機会、地域で活動する時間、民主主義を考える時間を奪っている。労働者だけでなく、家族から、生活者から、地域から声を上げるべき問題だ、労働によって奪われる生活時間を返せという運動だと述べられます。
働く者が抱える課題は、家族の、地域の、そして社会の課題だという視点に、強く共感します。人間らしく働ける社会は、人間らしく生きられる社会であるはず。
しかし、私が弁護士としてかかわってきた事件を振り返ってみても、労働者が一人で声を上げることは不可能に近い。長時間労働、不安定雇用、パワハラ…毎日ぎりぎりのところで働かざるを得ないという人がいかに多いか。
働く者と支える労働組合、さらに周辺の人が力を合わせること、そして安倍政権を倒し政治を変えることが、いまなんとしても必要です。