山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2021年8月4日

「原則自宅療養」の方針は直ちに撤回を

 国会では厚労委員会の閉会中審査が行われています。今日は衆議院。
 重症者以外は原則自宅療養の方針が示され、与党がどのような質問をするのか注目していました。
 自民党議員からは、言及はあるだけで質問なし。
 公明党の議員は「関係閣僚会議で決まった中等症を自宅療養の方針はあり得ない。撤回も含めて検討を」と力説。おや、と思いましたがやはり質問はせず。
 野党は同じ頃、国対委員会連絡会議で一致して撤回を求める方針を確認。
 その後の報道では、自民党も入院制限方針の撤回を要求…えっ? 自民党と公明党の大臣が集まって決めた方針だったはず。
 政権・与党内での共有も不十分なままに方針転換を発表してしまうほど、菅政権のコロナ対策は迷走を極めています。いまや撤回を求めていないのは維新ぐらいでしょうか。
 夜になって、入院制限の方針は「撤回しない」と菅首相。「必要な医療を受けられるための措置だ。説明し理解してもらう」といいますが、中等症Ⅱをはじめ、必要な医療を切り捨てようとしている認識すらないのか。
 五輪のためには病院も医師も看護師も確保してきました。国民のためにも医療を維持すべきです。
 直ちに撤回し、大規模な検査や十分な補償の上での休業要請など、やるべきことをまじめに行うべきです。

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