山添 拓 参議院議員 日本共産党

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2021年8月25日

緊急事態宣言対象地域拡大に対し、質疑

緊急事態宣言の対象地域に8道県が拡大され、議院運営委員会で報告と質疑が行われました。今日も菅総理は現れず。当初は記者会見すらしないという話もあったようです。
医療崩壊が深刻ななかパラリンピックを強行しています。ブルーインパルスで人が集まり、開会式にも人が詰めかけ、テレビのニュースは時間が短縮される。緊急事態宣言の緊張感をわざわざ弱めてしまっています。
パラの選手も守れるのか。組織委員会は都内9、都外20の病院をオリパラ指定病院に指定し、競技で重傷者が出た場合に救急搬送を要請しています。ところが、指定病院の一つである都立墨東病院は受入れ要請を拒否。コロナ対応を優先するためで当然です。しかし他の指定病院も事情は同じ。なにしろ厚労省と東京都が連名で、コロナ対応で最大限の受入れをと要請する事態です。
それでは医療機関は、一方でコロナ対応を求められ、他方でパラ対応も迫られる。無理を迫るものではないか。
西村大臣は、「協力を約束していただいている」と言いますが、すでに搬送困難事例が相次ぎ、助かる命が助かっていません。
国民の命もパラ選手の命も全然「安全安心」ではない。パラリンピックは、やはりこのまま続けるべきではない。

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